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2010/04/09 中部 
愛知県の東部の温泉、4ヵ所

1天然温泉 アサヒの湯 
根尾川温泉のローリー 純重曹泉 36.6度 
総計1801mg 循環、殺菌ながらつるつるあり 

根尾川温泉のタンクローリーによる輸送のスーパー銭湯の温泉。国道1号線沿いに大きく天然温泉と表示されていたので寄って見たが、ローリー輸送温泉でカウントしていないので残念である。根尾川温泉のどの源泉であるが不明であるが、総計1801mgの純重曹泉で36.6度である。つるつるの温泉で循環、殺菌である。露天風呂のみに温泉が使われており、透明、微エグ味、無臭と記録した。

2一畑山薬師寺温泉 
22.4度 鉱泉(規定泉か) CO3 46.8mg OH 0.5mg 
透明、少甘味、無臭 オーバーフロー多し 良い使い方 
つるつるの湯 

小高い山の上にあるお寺の温泉。立派な本堂の前に入浴棟が建っており、1500円で入浴できる。22.4度の既定泉と思われるが何で既定されているかは不明。温泉法の温泉ではないかも知れない。しかしCO3 46.8mgと多量に含有されておりつるつるの良い入浴感触であった。重曹分はNa110mg HCO3 204mgで314mgと少し足らない。ほかにHS 0.3mg OH0.5mgでともに規定ではない。総計399.7mgである。鉱泉ながらオ-バーフローの多い使い方で加熱掛け流しと言って良いであろう。湯口は全て源泉で、良い使い方である。透明、少甘味、無臭と観察した。三河の低い山々を眺める展望の良い浴室で、遅い紅葉が綺麗であった。ほかに5連の壷風呂が並び凝った造りである、浴槽も黒御影の立派な造りで、特にヌル湯浴槽があり長湯に最適である。鉱泉としてはこれ以上を求めるのが難しいほどの良い温泉であった。
3ラグーナの湯 
CaNa-Cl(塩化土類泉) 37.9度 総計11290mg 
海沿いのマリーナ近くにある。眺望良し。透明、塩苦味強し、微臭素臭残る
循環 
海岸に大きな施設が再開発され巨大な観光スポットになっている。広い駐車場に次々と車が入って行きヨットマリーナと各種施設が揃いラグーナ蒲郡として観光客に人気がある。その片隅に小さめな温泉入浴施設が建っていた。ラグ-ナの湯と言い。海を眺める内湯と小さな露天風呂が付いている。37.9度の塩化土類泉(CaNa-Cl)で総計11290mgの高張性の温泉である。カルシウムが主成分のため苦味が際立っており、成分含有量以上の味覚を発揮していた。Na 1790mg Ca 2320mg Cl 6610mg SO4 4590mgの成分のほかに臭素Br 22.9mgを含有し仄かに匂いに残っているのは好感した。海のかなたに渥美半島が見える絶景で美しい景観の温泉であった。透明、強塩苦味、微臭素臭と観察した。循環が残念である。

4幸田くりすの温泉 単純泉 25.8度 pH8.9 
透明、無味、無臭 弱いつるつるあり、加温、循環、殺菌ながら
源泉オーバーフロー 源泉水風呂あり 

蒲郡のとなり、幸田町にある温泉施設。小さな木造の日帰り温泉で25.8度と温度で規定になっている単純泉である。加温、循環、殺菌ながら湯口は源泉を入れ浴槽内部で加熱循環をしている。弱いオ-バーフローになっている。また源泉浴槽の水風呂もあり良い。総計350.3mgの重曹系である。CO3 は14.8mgと少々含有されておりよわいすべすべがある。透明、無味、無臭ながら源泉をうまく使っており温泉の個性は感じられた。鉱泉に近い温度の温泉でも、このようにうまい使い方の温泉施設が近年造られるようになり喜ばしいことである。

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