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2010/04/17 関東 
箱根芦の湯 松坂屋旅館  

芦の湯温泉  松坂屋本店  85
薄白濁、たまご味・少苦味、少硫黄臭 
独自源泉 掛け流し 59.1度 PH8.1 

箱根に泊まりで行こうと思い、急遽年末に新年の予約をした。小涌谷の三河屋か芦の湯の松坂屋にしようか迷ったが、松坂屋に部屋が取れた。日帰りでは3回ほど訪問しているが良い湯で好きである。適度な硫黄含有量で薄く白濁しているか、たまに緑色透明になる温泉である。以前一度だけ緑色の時に遭遇したがたいていは白濁である。分析表では59.1度の含硫黄土類重曹石膏泉(S-CaNaMg―SO4HCO3)でPH8.1の源泉である。硫化水素イオン(HS)を4.84mg含有し硫黄型であるが平成17年の分析表ではH2Sは0.43mgと極少量になっている。しかし白濁の具合から以前の分析表(平成5年)の通りH2S 3.3mgほどあると思われる。薄白濁、たまご味・少苦味、少硫黄臭と観察した。湯は掛け流しで利用されており、加温加水一切していない良好なものである。熱い浴槽とヌル目の浴槽に分かれており内湯だけのものである。ヌル湯のほうが熟成され硫黄分が析出していて白濁が濃くなっている。湯は味覚に良く表現されており、たまご味がはっきりと分かる。良い温泉であった。となりの紀の国屋では源泉が温いので加温しているか、または湯の花沢からの町営源泉を利用しているが、松坂屋は独自源泉だけの利用である。良い源泉を今後も守ってほしいと思った。

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