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2010/05/09 関東 
沢渡温泉 共同湯・まるほん旅館

8沢渡温泉 共同湯  (再訪) 75 
 天草石の床に伊豆石の浴槽 良い風情掛け流し 
沢渡温泉は少し不思議である。山の登ったところにあり、峠に近いところに湧出する。こじんまりとした旅館街で、中央に共同湯とまるほん旅館がある。共同湯は平屋の小さなもので、白い建物である。隣がまるほん旅館の浴室になっている。天草石の床に伊豆石の底の浴槽が2つ並んでいて色の取り合わせと雰囲気がたいへん良い。食塩石膏泉(CaNa-SO4・Cl)で総計1120mgの清澄な泉質である、HSを0.6mg含有し、透明、たまご味と苦味、微硫黄臭と成分は少ないながら良く個性を発揮している。55度の温度で2つの浴槽に弱く掛け流しにしている。良い共同湯であった。

9沢渡温泉 まるほん旅館  温泉地再訪  85 
 ここの浴室は良い、湯も新鮮  
沢渡共同湯の隣に緑色のトタン屋根の浴舎が建っているがこれがまるほん旅館の浴室である。小さな旅館の玄関を入り、渡り廊下で浴室に行く。階段で浴室の中央に下ってゆく造りである。その階段の両側に浴槽があり、放射状の木の床が良い風情である。木造りの浴槽であるが底が青石で、きれいな湯を通してはっきり底まで見える。石櫃の源泉口から湯が出るL形の浴槽と木の湯口から温泉が出る四角い浴槽の2つがある。壁の腰までは石を張ってあるが上部が板張りである。木造の階段が中央に下りてくる不思議な浴室であった。この浴室の雰囲気がたいへん良く、昔ながらの浴室を良く残したものだと好感した。食塩石膏泉(CaNa-SO4・Cl)の源泉で総計1120mgの共同湯と同じ泉質である。透明、たまご味、苦味残る、少湯の香と記録した。

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