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2010/06/17 中部 
仙仁温泉と野沢温泉の清風荘 

仙仁温泉と野沢温泉の宿 

5仙仁温泉 岩の湯 (再訪) 95 
 洞窟風呂の湯量と天然の妙は素晴らしい。宿も良い造り 


仙仁温泉岩の湯は全国でもトップクラスの人気宿である。このたびも2.3候補を挙げて予約しようとしたが、平日にも関わらず満室であった。



過去に平日で無理を言ってやっと1泊できたのはすでに11年ほど前である。ここは宿の風情が良く、風雅な数奇屋風である。最近はやや洋風のイメージも入ってきて、純な和風ではなくなった。



特にパブリックスペースが充実しているので客室以上の面積を書斎やティーラウンジ、休憩所などに充てている。また食事が絶品で、東京で食べたらここの宿泊費以上だと思わせる感動ものである。



さらに温泉が天然記念物的な存在である。天然岩の洞窟の奥から温泉が湧出し、滝となって時には淵を造りながら流れ出している。



2本の洞窟があり、最深部では足元や岩の割れ目から湯の湧出がはっきりとわかる。それらが川となり洞窟の中を流れ入口部分の浴槽の縁から溢れている。



以上のような奇跡的な湧出状況である。34.2度の単純泉であるが洞窟のためにサウナ的な効果があり、ヌルく感じない。



新鮮なために洞窟奥の源泉では透明、微たまご味苦味残る、微硫黄臭と硫黄を感知できた。分析表には硫黄分は記載されていない。



洞窟は2本に別れており混浴である。一方は30メートルほどの深さがあり、滝や淵のような場所もある。もう一方は10メートルほどで奥に砂地の足元湧出源泉がある。



暗い洞窟の中に温泉があまりあるほどに湧出しており感動的である。貸切り風呂も4ヵ所ほど凝った造りで設置されているが、やはりここの白眉は洞窟風呂であろう。素晴らしい温泉である。









 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

6野沢温泉 清風荘  (再訪) 80 
 薄白濁の麻釜源泉一般の表現であった。浴室の造りが素晴らしい



 

 

 

 

 

以前、野沢温泉の宿巡りをしている時に、湯小屋の風情が良いので入浴させていただいた温泉。入口はコンクリートの建築であるが、裏にある木造の浴舎が大湯や「さかや」にあるような立派な湯屋造りで、この浴室を目指して入浴した。



 

 

 

 

 

 

 

そのときは湯の熟成が一番良い時であったのか、緑色透明で美しい記録となった。今回宿泊してみると、湯が新鮮だったと思われるが薄白濁で麻釜源泉の一般的な表情であった。



 

 

 

 

 

 

 

前回の濃い緑色透明はうそのようであった。しかし20mgほどの硫化水素イオンの含有量から薄白濁、たまご味、焦げ硫黄臭という立派な硫黄泉の表情が出ていた。男湯はひょうたん型の瀟洒な浴槽で天井の高い湯気抜きの付いた浴室建築が素晴らしい。良い温泉であった。

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