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2010/09/17 近畿 
和歌山の山奥の名湯ほか、文化財の温泉も

4 朝日リゾート白浜ホテル  
 立派なゴルフ場のホテル 露天風呂のみ温泉 やや濁りが良い 
 つるつる(レベル2.5)



白浜温泉のある海沿いではなく、白浜駅より田辺よりのゴルフ場に付いた温泉。玄関に到着すると素晴らしい建築で驚いた。白亜の立派な総御影石の外壁で黒い鉄骨がアクセントになっている。最高裁判所のようなたいへん金を掛けた建築であった。内部もロビーは3層吹き抜けの豪壮なもので、内装も総石造りである。ローマに来たかのようであった。



さて浴室は1階にあり、内湯は白湯で温泉は露天風呂のみである。パーゴラの付いた円形の浴槽で純重曹泉が掛け流しで利用されていた。しかし加温、加水の表示がある。湯は薄緑色にごり、無味、無臭で色の存在感がある。加水でなかったらさらに濃い色であろう。



この近くには海から離れると濃厚な重曹泉が湧出しており、田辺温泉(CO3 149.6)や南紀の台温泉、梅香丘温泉などはCO3 251.5mgと奥熊野温泉に次ぐ炭酸イオン含有量になっている。どれも強烈なつるつる感で記憶に強い。ここも食塩を含有していない純重曹泉でつるつるの温泉であった。分析表の掲示がなかったので詳細が不明であるがつるつるの感触のある温泉であった。

5竜神温泉 上御殿    
 立派な格式のある木造旅館 国指定文化財 
 渓流の美しい内湯と露天風呂  つるつるやや強し(レベル3)


白浜温泉より山を登って竜神温泉に久しぶりに訪問した。和歌山県の山深い渓谷に湧く温泉で、以前は高野龍神スカイラインを通って来た。再訪したのは国指定文化財に指定された上御殿に訪問するためである。



この宿は入浴のみは不可なので事前にアポを取って入浴の許可を得てから行った。日本三大美人湯とされている泉質も再度ゆっくりと確認したかった。道路沿いに面して立派な造りの本館が建ち、裏に同じような外観の新館と浴室棟がある。



文化財の本館はむくり屋根の小さな建築であるがまっすぐな建築1棟だけでシンプルである。1階は玄関と道路に面した廊下が何の仕切りも無くある。道路を歩いていれば廊下に座れてしまうのである。障子の紙一枚のみで内部である。



玄関に入ってみると格式の高いのがすぐ分かった。立派な上がり框と畳敷きの玄関は重厚な雰囲気が漂っていた。2階の御成の間は紀州藩主が泊まられたままに保存されている。



シンプルな和室ながら障子に御簾が下がっており、高貴な雰囲気である。襖絵や墨書も格式の高いイメージである。現在でも泊まれるのか不明であるが、この部屋の宿泊料金は聞かなかったがいくらであろうかと思った。温泉は美しい渓流美の川沿いに桧風呂の内湯と岩組の露天風呂がある。



47度の純重曹泉でpH7.9 総計1598mgである。塩分や土類金属などの成分を含有しない極めて純粋な重曹泉でNa 390(95%)HCO3 1071(93.4%)というものである。そのため山形の黒鴨温泉のようにCO3を含有していなくてもつるつる感がありやや強しと判定した。



清楚な新しい桧風呂から渓流の流れが見え、落ち着いた温泉である。露天風呂も山の香気が漂ってくる深山の温泉である。この温泉街でほかに有軒屋や坂井屋などが良い風情であった。

6近露温泉 ひすいの湯 (再訪) 75  
  CO3 129.6 つるつるかなり強し(レベル4)

 

熊野詣での中辺路にある温泉。近露というところにあり、奥熊野温泉とは近い。以前、奥熊野温泉アイリスパークに宿泊した時に入浴しに行ったことがある。小さな共同湯のような造りで受付とは別に浴室棟が建っている。浴室には外に赤と青ののれんが架かっており、外部から男女別に浴室に入る。



この温泉の記憶はつるつるの湯である。総計5565mgの食塩重曹泉で25.3度の鉱泉である。タイル貼りの浴槽が一つのみの簡素な造りである。食塩を41.7%重曹を52.4%含有し重曹泉がメインになっている。さらに炭酸イオン(CO3)を129.6mgと大量に含有しつるつるかなり強し、であった。



透明、弱塩味+やや強めの重曹エグ味、無臭と記録した。浴槽には加熱した源泉を入れ放しにしており、加熱掛け流しである。この源泉の使い方としては最良の方法である。川を眺める内湯で小さな良い温泉である。

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