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2011/01/30 九州 
青い湯のはげの湯と離れの温泉、守護神温泉

1 はげの湯温泉  旅館山翠 (再訪) 宿泊  
 16種の浴槽あり、廻るだけでもたいへん 
 自噴独自源泉の湯の個性は少ない   


夕暮れになる前の黄昏時にはげの湯に到着し、ゆけむりに包まれたはげの湯集落が遠望できた。いつ来ても興奮する景色である。道の両側から白い湯煙が出ており、奥の高台は噴気で真っ白である。壮観であった。



和風2階建ての瀟洒な宿の旅館山翠に宿泊した。浴室は宿の続きで奥にあるのと、坂道を登って宿の上の台地の2箇所にある。上の浴室群が数多くの浴槽があり全部数えると16箇所にもなり、一つ一つ入浴するだけでもたいへんである。



また高温の噴気による天然蒸気浴室もありこの地帯が大温熱地帯であることがわかる。湯は噴気造成ではなく、自噴源泉である。宿に泊まっているとゆけむりに囲まれて情緒がある。



上の浴室に行く坂道にも数ヶ所噴気があり、コンクリートが亀裂になっている。凄い地熱である。総計2840mgの食塩泉でS2O3 0.3 HS 0.1と硫黄分は少ない。



湯は透明、無味、無臭で個性は少ないが圧倒的な湯量で、数多くの浴槽が掛け流しで利用されている。旅館横の内湯と露天風呂は一般的であるが、坂道を登った上は大きな休み処が付き、家族風呂のように浴室が連立している。



また一番上にある大きな露天風呂は大石積みで男女混浴になっている。周囲の山々を眺められる景観の良い露天風呂であった。


2 はげの湯温泉 わいた山荘 (再訪)  
 樽露天風呂と畳敷き内湯は自噴源泉 透明 個性少なし
 岩風呂と竹林の湯、離れの湯は青色透明と青白濁 
 噴気造成泉が青色で塩味、噴気臭ですばらしい。


朝一番でわいた山荘に訪問した。実はここに泊まる予定であったが。満室であった。青い温泉があり別府と湯布院の一部以外に明確に青い湯はここだけであろう。また近くの豊礼の湯も青い。



この宿は木造の瀟洒な宿で離れもあり、風雅な趣を持っている。そのため人気なのか2週間以上前に予約したが一杯であった。湯は2種類あり自噴源泉はおとなしい透明、少苦味、無臭のものであるが、噴気造成泉のほうが青くなり、塩薬味で噴気臭の個性的な源泉である。



直径2mほどの大きな露天樽風呂と畳敷きの内湯は透明なほうの自噴の湯であった。青い色の風呂は玄関隣の岩風呂と斜面の上にある竹林の湯と離れの貸切り風呂の3箇所であった。



3種類とも色の濃さが違い、岩風呂は薄青色透明で奇麗に底が見えていた。一番好きな状況である。



竹林の湯は青が濃くなりほぼ白濁して青白濁の色になっていた.離れの貸切り風呂は青が一番濃く、見事に青色が表現されている状況であった。いずれも違った状況で楽しい温泉体験となった。


3守護神温泉   
 離れの家族湯 15棟 透明、無味、微硫黄臭 大掛け流し
 45度の単純泉 
守護神温泉ははげの湯の下に新しく出来た温泉。山川温泉に通じる農免道路の脇から細い道で沢を下ってゆく。5分ほどで新しい離れの和風平屋造りの棟が15軒ほどある家族湯に到着した。



瓦屋根で黄土色の土壁造りの一軒家の離れが瀟洒に建っている。天狗松裕花のような貸切り利用の離れ施設である。独自源泉掛け流しである。1回づつ湯を入れ替える方式で、大量の湯が洪水のように流れ出てあっという間に浴槽一杯に溜まった。



いろいろな意匠の浴槽があるが、豪快な切石造りの浴槽に入浴した。45度の単純泉で大湯量で掛け流しされる。湯の個性は少ないが、新鮮なだけに匂いが残り良い湯であった。透明、無味、微硫黄臭であった。

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