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2011/02/12 九州 
旧、不二の湯と仮設風の屋台村温泉 

1 不二の湯温泉  (再訪)  
 以前は辰頭が勝っていた記憶ながらこちらも素晴らしい
 泡付き多し 


辰頭温泉の少し北側には仮設風の不二の湯や亀の甲温泉などの温泉もある。まさに良い温泉の密集地帯である。以前不二の湯に訪問した時は浴室の風情や仮設風の佇まいに感動したが湯の個性の記憶が薄くなっていた。今回、湯を良く観察してみた。こちらも辰頭温泉に匹敵する良い湯で、湯はほぼ同系の45.2度の食塩重曹泉である。この温泉は存在や位置が温泉好きの琴線に触れる。



コンクリートの土管や箱を造っている工場の中にあり、簡素な仮設風波板造りの外壁と屋根である。この温泉は最近新築され奇麗な建物になった。このようなシンプルでかつ仮設風の温泉施設に温泉好きは惹かれるのである。それはこの温泉が加工されていないと思うし、隠れた秘湯を発見したという喜びもあるからだと考えている。



温泉はコンクリートの床に青いタイル張りの浴槽が中央にあるだけの簡素なものである。パイプの湯口からただ浴槽に湯が入れられているだけである。記憶よりずっと良い湯で透明、少塩味、少湯の香である。新鮮な湯で湯口では体に泡付きがあり感動した。この湯も素晴らしい湯で簡素な仮設風浴室ともあいまって温泉の良さを充分に堪能できた。非常に高い評価としたい。

2 湯の屋台村温泉    
 仮設風温泉施設 つるつるやや強し良い湯 


泗水町から西合志町に入るとすぐに湯の屋台村温泉があった。白い擁壁に赤い字で天然温泉、家族風呂、公衆風呂と手書きで書かれた看板があり、その上に仮設風の建築が建っていた。三重の塔のような屋根の付いた木造の仮設施設のようなバラック風の建築である。一見居酒屋のようである。



中の食事処はちょうど宴会の真っ最中で御主人の知り合いなのか本人も参加中で大盛り上がりであった。浴室は右隣にあり大きな石が置かれた内湯であった。総計2483mgの純重曹泉で温度は不明である。



泡付きはないがつるつるが強く、「やや強し」の評価である。腰まで石貼りでその上に木の屋根が乗った簡素な施設である。透明、少エグ味、微金気臭と記録した。この温泉の大きな特徴はつるつるの湯でこの地域では亀の甲温泉と並び上位に位置できる温泉である。

3 玉東温泉  ふれあいの丘交流センター   
 新築の山の上のセンター系施設 循環
 透明、無味、無臭


玉名温泉に行く途中の玉東町にできた温泉施設。小高い山の上にある温泉センターである。総計131mg、26.6度の清澄なアルカリ性単純泉で特記成分はHS 1.4mg OH 0.6mgである。しかし透明、無味、無臭の循環である。



炭酸イオンの含有量が39%で主成分になっていながら、つるつるの浴感もなく湯の個性として特記するべきものはなかった。立派な温泉センターで新築の大きな施設である。大きな内湯と露天風呂があった.

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