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2011/02/18 九州 
掛け流しのツルツル温泉 湯浦と濁り湯のつなぎ温泉

1 湯浦温泉 旅館亀井荘  温泉地再訪  宿泊 
 泡付きあり、つるつるの硫黄泉 掛け流し
 良い温泉である。


この日は熊本県最南部の湯の鶴温泉まで行くつもりであったが、予定が多すぎて急遽湯の浦温泉に予約代えをした。湯の浦温泉は「ことぶき」という宿やささ原温泉や岩の湯共同湯などで入浴したことがあり、つるつるした湯でたまご味と硫黄臭のある泉質で小さな温泉地ながらほのぼのとした良い温泉地である。この亀井荘も実に良い湯で、まさに当たりであった。



木造のこじんまりとした宿で小さなタイルの内湯が一つのみである。温泉は施設の豪華さではなく湯の使い方の是非や湯量にあった大きさの浴槽があるのが一番である。この宿はその両方を満足した設備で一つの清潔な内湯にライオンの口から源泉が掛け流されているだけの簡素な造りである。これだけで温泉好きには満足なのである。湯は白いタイルの床を流れ去っている。42度の単純硫黄泉で毎分135リットルと明記されている。浴槽ではややヌル湯ながら長湯にもってこいで良く暖まる。加熱しないのも良い。



透明、たまご甘味、硫黄臭という観察で良い硫黄泉の見本のようである。新鮮なために身体に気泡が付着しアワアワになる。そしてその泡による、つるつる感もあり素晴らしい温泉であった。敷地内に独自源泉を持ち、いままで入浴した別の3箇所とは違う源泉である。それほど有名でもない小さな温泉地であっても、良い湯を再確認でき、温泉めぐりの楽しみを享受できた一晩であった。

 
2 つなぎ温泉 四季彩 (再訪)  
 ケーブルカーで行く露天風呂は良い 
 内湯は循環 


朝一番でつなぎ温泉に行く。最初に行ったときは竣工直後で奇麗な温泉センターであった。今回でも比較的新しさは残っていた。この湯は褐色に濁っていた記憶があり、良かったので再訪してみた。



凝った造りの現代建築で曲線を使った屋根や壁で、やや「やりすぎ」の感はあるが、頑張って設計したなあと伝わってくる温泉センターである。1階にある温泉には洞窟をくぐって行く面白い造りである。



もう一つはケーブルカーを使って山の上に行くと露天風呂がありそちらが源泉浴槽とのことで、山の上の展望露天風呂から入浴した。モノレールの6人ほどしか乗れない小さな車両に乗り、自分でボタンを押して山上に行く。上には簡素な共同湯のような脱衣場の付いた露天風呂があった。不知火海の津奈木の湾や町並みが見える眺望の良い露天風呂で湯は源泉のままで良かった。



41.1度の単純泉ながら赤褐色に濁り、少苦味があり、弱い鉱物臭もある。総計759mgとしてはたいへん良く個性が発揮されていると思う。やはり源泉掛け流しが良いのである。単純泉でも濃い色と味覚、匂いがあり分析表の薄さを疑うような存在感である。1階の大きな内湯と庭園風の露天風呂が付いた大浴場はオーバーフロー循環で透明な湯になっていた。毎分564リットルの湧出量があるので全ての浴槽で掛け流しにしてほしいと思った。

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