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2011/05/31 中部 
大室温泉、子安温泉、山田温泉大湯、松川渓谷温泉

1      大室温泉 まきばの湯  再訪  

 高台にある展望の良い温泉 掛け流し 

 香ばしい湯は健在 簡素な施設 



大室の高台にある展望の良い温泉施設。仮設時代にポリバスに大湯量掛け流しで使われているときに入浴した。その時は香ばしい新鮮な匂いが強く印象に残っているが、今回の匂いは薄くなっていた。立派な大きな石積みの道路でアプローチするが建築は簡素なもので、共同湯のような天井の高い湯気抜きの付いた湯小屋と石組の露天風呂がある。



露天風呂からは長野平野が一望に見えて景観が美しい。湯は等張性の塩化土類食塩泉で40.5度CaNa-Clである。総計8095mgであった。



仮設のときには濃さをあまり感じなかったが、今回は味覚に個性が出ており、透明、エグ苦味強しで少塩味、少香ばしい匂いであった。掛け流しだと思われた。



 

2      子安温泉  再訪  

35.4度の食塩泉を加熱掛け流し Fe 14mgで赤い湯 

 

同行者の要望で子安温泉に立ち寄る。小さな建築で小屋根を付けた切妻の湯小屋である。まさに共同湯そのもので、内湯だけで浴槽のみの造りである。



赤い食塩泉が加熱掛け流しで利用されている。前回はかなり高温であったが今回は適温になっており快適であった。総計8938mgのNaCa-Clで35.4度を少し加熱して掛け流しに使っている。鉄分を14mg含有し赤い湯である。オリーブ褐色(30センチ)、塩苦味、少金気臭で湯口微硫黄臭あり、と観察した。



木造の湯小屋で浴槽の周囲も木の床である。湯口に入浴していると少ないが泡付きも見られた。CO2は170mgの含有量である。

 

3 山田温泉 大湯  数回目   

 68.5度の含硫黄―NaCa―Cl泉 木の浴槽、木の床 

 木の札を上げると上がり湯が出る方式

 

山田温泉大湯は古い造りの時が始めての訪問で、改築された後に通販生活の共同湯特集で再訪した。今回はその後久しぶりに行く。外壁が黒く染まり木の新しさも消えて風格が出てきていた。唐破風の入り口の奥に高い天井の大きめな湯小屋が共同湯である。



中からは屋根と壁の間に小さな天窓が並びシルエットが美しい。木の浴槽に木の床ですべて木造の温泉である。洗い場のカランもなく木の札を上げると湯道から湯が注がれる。昔の方式を守っている。



湯は綺麗な食塩泉で硫黄も含有し含硫黄NaCa―Clとなっている。68.5度の高温で湧出している。硫黄臭は少ないが透明な湯に白い湯の華が浮遊している。塩苦味+少たまご味、少硫黄臭あり。と観察した。

 

4 松川渓谷温泉 和合の郷  再訪   

単純硫黄泉 混浴大露天風呂 硫黄臭あり



大きな天然岩で作られた広い露天風呂が有名な温泉。五色温泉のすぐ下であるが硫黄分は少なく透明な単純硫黄泉である。以前はこの露天風呂のみであったが最近は宿泊施設も出来たようだ。男女別の内湯があり、そこから大きな露天風呂に続いている。



川沿いの崖を切り取って造ったかのような大きな岩が露出した豪快な露天風呂である。細長い造りの露天風呂であった。



湯は透明ながら白い湯の花が浮遊し硫黄泉であることがわかる。無味、少硫黄噴気臭あり。と観察した。名勝地の雷滝の近くで渓谷美もある露天風呂である。泉質は濃厚なものではないが仄かな硫黄泉である。

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