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2011/06/27 関東 
草津温泉の名湯4か所 

1     草津温泉 草津ホテル   温泉地再訪  

 木造3階の立派な外観。西の河原源泉 掛け流し 透明、酸味、無臭の綺麗な湯 PH 2.2 

 

台風が来ているが、風は少ない、渋峠を越えて草津に入った。外観の立派な木造3階建ての草津ホテルに泊まろうと思っていたが、あいにく満室で湯畑下の松村屋に泊まることとした。15時前には草津に着いてしまい、草津ホテルで入浴だけした。

 

西の河原琥珀の池源泉が使われていた。49.5度のH-Al-SO4、Cl(酸性明礬泉)でPH2.2 総計2010mgの温泉である。特記成分は水素イオンの10.0mgと硫酸(H2SO4)5.7mg H2S 4.7mgである。透明、強酸味、無臭のきれいな湯であった。硫黄分は感知できなかった。

 

御影石の床に伊豆石の浴槽の内湯が2つ隣り合っている。以前の男女別を一つに合わせた造りである。それと木造の小屋掛けになっている露天風呂がある。古い和風ホテルで外観は入母屋の3階建てで豪壮である。エントランス棟はやはり入母屋の木造2階である。白壁と銀色の屋根が古い意匠ながら立派な外観になっている。しかし内装は改修され瀟洒で新しくきれいである。





 

2      草津温泉 高砂館   再訪  

 木造4階の古い造りの宿。地蔵源泉 少浴室は3連浴槽 白濁した湯 

 

木造4階の古い造りの宿。地蔵源泉脇にある温泉宿で地蔵源泉を使っている。1階が浴室で男性風呂と女性風呂と小風呂の3箇所の浴室がある。小風呂は浴槽が3連に別れ、温度差を付けて並んでいる。

 

湯畑源泉のように湯樋に硫黄を析出させていないので浴槽の底に硫黄分が析出し入浴すると真っ白に濁る。草津屈指の白濁湯である。湯口は木栓がしてあり、それを抜くと湯が入るようになる。閉めると適温になるだけ流れる方式である。

 

このたび訪問してみると地蔵源泉は木の柵で覆われ共同湯の地蔵湯も時間湯浴室とともに改築されていた。昔の時間湯浴室の風情が良かったが、新築の建築も和風で瀟洒に造られている。

 

高砂館の湯はマイルドで酸味もほかの草津源泉より少ない、代わりに硫黄臭があり、白濁している草津の中でも硫黄泉の様相を見せる温泉である。

 

3      草津温泉 白旗の湯   再訪  

 白旗源泉 薄く白濁した湯

草津の湯畑周囲は天気が悪いがさすがに3連休の中の日曜日とあって、多くの観光客で賑わっていた。白旗源泉は湯畑のすぐ上にあり、湯が豊富に湧いている。

 

その源泉は奈良屋や山本館で使われているが、共同湯は白旗の湯で使われている。この共同湯も湯畑のように樋を通して硫黄分を析出させていないので少量の硫黄が析出して薄く白濁する。

 

新鮮な湯で極めて熱い温度である。今回はそれほど混雑していなかったが熱い湯で二日酔いの身体には辛いものがあった。

 

4      草津温泉 松村屋旅館 泊  温泉地再訪  

 湯畑源泉 掛け流し 木造3階の格子の美しい宿 

 

湯畑のすぐ下は草津で最古の日新館である。その前に1軒宿がありその下が松村屋である。木造3階建てで、せがい梁出しの造りで1階は繊細な格子が続く和風旅館である。向かいが大阪屋で下がての字屋である。

 

3階の角部屋に通された。草津の町並みが見え良い部屋に当たった。湯は湯畑源泉の掛け流しである。男性用風呂は小さな方で、板張りの床に木枠の浴槽である。

 

壁のモザイクタイルの絵が良い風情である。透明、酸味、無臭のきれいな湯であった。

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