元のページに戻る
2012/07/01 中部 
白馬鑓温泉と戸倉上山田温泉 

白馬鑓温泉と戸倉上山田温泉に行きました。

 

懸案の白馬鑓温泉に行きました。登り5時間と聞いていましたが3時間半で着きました。途中雪渓もあり、山岳美を満喫しました。下りは3時間でした。湯が素晴らしく新鮮な硫黄泉で大湯量が掛け流しされています。新鮮なため大きな露天風呂ではまだ白濁する前で匂いで新鮮さがわかります。そして足元湧出なのも素晴らしいです。42.7度の適温の湯が豊富に湧出し豪快に溢れています。たまご味と硫黄臭がはっきりと分かるよい湯でした。内湯と足湯は白濁していました。戸倉上山田は千曲館、かめの湯、つるの湯、国民温泉に行きましたが、特に国民温泉が素晴らしく新鮮な湯が掛け流しされ身体に泡付がありました。

 

1白馬鑓温泉

白馬岳の登山口、猿倉から登り5時間と言われている白馬鑓温泉に行くこととした。白馬三山のうち南の鑓ヶ岳の直下にあり、途中杓子岳から流れる杓子沢の雪渓を渡り到着する。新幹線で長野駅へ行きレンタカーで猿倉入りをした。



標高1250mの猿倉から鑓温泉が2100mなので標高差は850mである。比較的ゆるい斜面を登ってゆく。11時40分に出発して12時に昼食とした。13時に中山沢を過ぎ、13時半頃に小日向山のコルを越えた。



この先は水平道になるはずだが道が変わっており、かなり下り再度登らされた。14時に小沼のある低地を過ぎ14時半頃に杓子沢の雪渓を過ぎた、その後3回の雪渓を渡り、鑓温泉に到着したのは15時10分であった。



この温泉は夏季のみの営業で冬季は解体してしまってしまう。7月18日から9月までの2ヶ月半ほどの短期間の営業だ。ついに湯の川が現れ、黄色いコンパネで造られた小屋に到着した。



小屋の下に大きな露天風呂がありここが源泉である。沢側が堰き止められ中央から大量の温泉が川のように溢れている。2100mの標高では日本一の天然湧出量と書かれていた。



展望が良く妙高や戸隠などが雲海の上に望まれる。足元湧出温泉で山側の壁および一部砂地になっている底からの湧出がわかった。やや熱めの42.7度の温泉で素晴らしい新鮮さである。



含硫黄MgCa-HCO3(含硫黄重炭酸土類泉)である。硫黄分はHSが1.1mgH2Sが4.0mgとそれほど多くないが硫黄の匂いははっきりとわかる。透明、たまご味、硫黄臭多しと記録した。



新鮮なため白濁する前で透明であるが内湯と足湯は仄かに白濁しておりもう少し時間が経つと白濁すると思われる。温度も泉質も良い湯が大量に湧出し非常に恵まれた温泉であった。翌朝はご来光が眺められた。周囲は雪渓とお花畑で別天地のような良いところである。



内湯は白濁している。豪快に掛け流しされていた。

天候にも恵まれ最高の温泉行きとなった。下りは3時間であった、下るにつれて白馬三山が見渡せるようになり美しい光景であった。猿倉に下り、白馬八方温泉の小日向の湯に行ってみる。

入浴はしなかったが分析表をみると49.7度のアルカリ性単純泉でOHイオンの含有量が36.1mgとかなり多く、PH11.6となっていた。以前の分析表では11.3だったので日本一の高いアルカリ性の温泉となっていた。

 

戸倉上山田温泉 千曲館

戸倉温泉は千曲館に行った。以前旧館の浴槽が2色の色で美しかったので再訪した。今回は右側の浴槽に上山田温泉会社の源泉が入り薄白濁で左側の浴槽に千曲源泉が入り薄灰色であった。



千曲源泉のほうは以前とあまり変わりがないが上山田源泉のほうがきれいに緑色だったのが今回は白濁であった。



新館の大浴場に行ってみると上山田源泉が緑色透明になっていた。私が角川新書で毎日の全量交換のお湯張りは止めており、数日掛け流しにする方式にしたそうだ。旧館も改装されきれいになっていた。



戸倉温泉 かめの湯

戸倉温泉街の中にあるかめの湯は綺麗に改築されていた。黄色い外壁の木造の共同湯である。



上山田源泉利用でHS15.3 H2S 0.3となっているが透明、たまご味、少硫黄臭で個性は少なかった。しかし少量ながらも掛け流しでよい温泉である。



上山田温泉 つるの湯

上山田のつるの湯はなまこ壁の城郭のような造りの立派な施設に改築されていた。湯も掛け流しが多めで良い。源泉名は無く、9つの源泉の混合泉でHS12.8 H2S0.6という含有量である。



薄い緑色透明、たまご味、少硫黄臭で良い温泉である。またつるつる感があり入浴感触が良いのも特記したい。



新戸倉温泉 国民温泉

国民温泉は良い。以前も感動したが今回も良かった。透明、少たまご味、少硫黄臭の仄かな個性の湯であるが掛け流しで使われており、清掃用に床に流れている湯もシャワーも温泉である。



HS1.4という硫黄泉にはならない含有量ながらはっきりと硫黄を感知できるのが素晴らしい。湯が新鮮である。湯の感触もつるつる感があり良い、また身体に気泡が付く、新鮮な湯の掛け流しが良いのであろう。



鄙びた外観の共同湯ながら綺麗なタイル貼りの内湯だけであるが湯が良いので記憶に強く残る。良い温泉であった。



新戸倉温泉 二人のメルヘン



ラブホテルに付属の温泉。湯は1回ごとに入れる方式で新戸倉の仄かな硫黄臭が漂い、弱いつるつる感もあり良い温泉である。透明、たまご味、少硫黄臭で大きめなポリ浴槽に掛け流しにして入浴した。

※画像をクリックするとさらに大きな画像がご覧になれます。
この画面に戻る際はブラウザのバックボタンで戻ってください。
元のページに戻る
 このページの先頭へ
Copyright c 2010 Isamu Gunji All Rights Reserved.