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2013/04/20 九州 
天ヶ瀬、杖立、久留米、大川、平山など九州温泉道

1
天ケ瀬温泉 シャレー水光園  70

天ケ瀬温泉は中央に流れる川の両側に旅館が接して建築され、川の岸に露天風呂が点在する温泉地である。数えると15か所以上になる。それぞれ益次郎温泉とか薬師湯、古湯、神田湯、鶴舞湯、駅前温泉、などがあるがブルーのシートで屋根を掛けてあったりして完全には開放的ではない。



しかし一番大きくそして開放的なのがシャレー水光園の所有するかじか湯露天風呂であろう。小さな脱衣所があり便利である。湯は単純硫黄泉で透明、たまご味、硫黄臭あり。と観察した。



大きな露天風呂でややヌル目の湯である。つるつるの感触もあり天ケ瀬特有の温泉である。硫黄泉なので各所の露天風呂のうち一つくらいはどこか白濁しているところがある。それは探す必要があるが当たれば最高である。



過去に天ケ瀬の露天風呂の総めぐりをしているときに一つだけ白濁している湯があって感動した。

 

2
杖立温泉 米屋別荘   75

天ケ瀬から山を越えて杖立温泉に来た。渓流に沿った斜面に張り付くように建つ温泉街が杖立温泉である。連休の時期には川の両側からこいのぼりを大量に吊るしている。大きなビルの旅館もあるが、中でも風情のある米屋別荘に入浴した。杖立温泉の老舗である。



和風の瀟洒な宿で柱や梁が黒く塗られ黒川調とでも言おうか?98.3度の高温の食塩泉で総計1999㎎の温泉である。内湯に石の刳り貫き浴槽が2つありジャグジーになっている。



また大きな天然岩組の大石風呂もある。露天風呂は打たせ湯と庭園風露天風呂であった。透明、無味、噴気臭であった。塩気を感じないのは少々加水していると思われる。





3
日田温泉 かんぽの宿日田   75

日田の三隈川に沿って温泉街があるが、かんぽの宿だけは離れて別源泉の宿である。大きなコンクリートのビルの旅館である。内湯は循環ながら露天風呂は掛け流しにされている。



70.5度の食塩重層泉で総計2320㎎である。露天風呂は別府のひょうたん温泉発祥の湯雨竹によって適温に冷まされ掛け流しにされている。



そのため内湯は透明、無味、無臭ながら露天風呂は透明薄白濁、エグ味、噴気臭があって存在感がずっと多かった。つるつるの感触もあり良い湯であった。



4
日田温泉 みくまホテル   65

日田の市街地に沿って三隈川は広くなり、鵜飼なども行われる水郷の街である。温泉街は川に沿って並んでいる。その中で高層ホテルがみくまホテルである。



川と市街地の展望の良い屋上露天風呂がある。ここに宿泊した。部屋は7階で三隈川の流れが眺められ絶景である。湯は10階の屋上にある。36.4度の単純温泉で透明、無味、無臭、循環、殺菌であった。少々オーバーフローしていた。訪問してわかったが以前ここは入浴したことがあった。



泉質の良いかんぽの宿のほうに宿泊すれば良かったと思った。



5 筑後川温泉 清の屋   75

翌朝は泡付きのある夜明薬湯が休業日でざんねんであった。1湯目は筑後川温泉の清の屋である。大きなホテルの温泉である。アルカリ性単純温泉の37.4度で総計232㎎の清澄な温泉である。



温泉は内湯が1つだけの簡素な施設で御影石の浴槽に掛け流しで利用されている。透明、無味、微々硫黄臭であった。





6原鶴温泉 平成ビューホテル   85

原鶴温泉街の北側にある山の上にある大きなホテルの温泉。温泉は離れになっていて和風の瓦屋根の建築である。浴槽はなんと露天風呂のみという潔い施設であった。



岩を組み合わせて野湯風に造られておりなかなか風情がある。また山の上の露天風呂なので筑後川と田園風景の鳥瞰が美しい背景になっている。湯は総計830㎎の単純温泉で38.1度であるが、個性があってよろしい。



源泉掛け流しなので良い使い方をしている。鉄分を1.6㎎含有し薄黄褐色に濁り、エグ味あり、香ばしい香りがあった。湯口には赤褐色の析出物が付き雰囲気も良い。



加温と思われるが良い温泉であった。眼下に見える原鶴の温泉街の温泉は透明、無味、無臭の清澄な温泉なので、掘削によって良い源泉も現れるというのが良く分かった。



7甘木温泉 卑弥呼の湯  90

甘木の街中にある日帰り温泉施設。和風と中華風との折衷した意匠の建築で瓦屋根に湯気抜きの四角い屋根が男女別に2つ立ち上がった建築である。49.3度のアルカリ性単純温泉ながら素晴らしい存在感である。



総計332㎎のうち陰イオンの主成分が炭酸イオン(CO3)で57㎎の含有量である。また1.9㎎の硫化水素イオン(HS)によって微たまご味と硫黄臭が感じられ良いスパイスになっている。



最大の特徴はCO3によるつるつるの感触であろう。つるつる強しと観察した。循環ながらオーバーフローが多くほぼ掛け流しに近い。また湯が新鮮なため、内湯のみ泡付きが多く、炭酸泉のように身体中に気泡が付き取り去るときにさらにつるつる感触が増す。良い温泉である。



全国の温泉センターは見本にしてほしいと思った。

 

8 花立山温泉 カルナパーク花立山温泉  80

丘の上にある3階建ての学校のような大きなビルの温泉施設。大きな円形の内湯が3連である。露天風呂も円形風呂である。大理石の浴槽である。



透明、無味、微々硫黄臭の湯である。アルカリ性単純温泉の37.8度である。毎分800リットルの湧出量を掛け流しで利用している。



炭酸イオン(CO3)が51㎎と多くつるつるの感触が良い湯である。硫化水素イオン(HS)も1.2㎎である。卑弥呼の湯と同系の泉質である。



9久留米温泉 天然の湯あおき温泉 80

小さな日帰り温泉。平屋の新しい施設である。内湯はタイルの浴槽で3つに分かれている。それと露天風呂がある。すべて掛け流しで良い使い方である。



含硫黄食塩泉(S-Na-Cl)で総計1570㎎である。65度の湯温で毎分200リットルも湧出している。湯量は充分であろう。硫黄分はHS 0.6㎎ S2O3 2.0㎎で含硫黄になっている。



塩分は少なく透明、微たまご味、微硫黄臭と観察した。



 

10 大川温泉 貴肌美人緑の湯  85

仮設風の平屋造りの木造温泉施設である。なんと湯がモール泉でこの地域では珍しかった。食塩重層泉の46.8度で総計1520㎎である。



内湯と露天風呂がともに掛け流しで使われており良い温泉である。縁やコーナーから湯が溢れ小川のように流れている。掛け流しの量が多く湯量豊富だと感じる。



湯は黄褐色透明、少エグ味、モール臭(森の香り)である。匂いが良く芳香であった。ややつるつるもあり存在感のある源泉である。



御影石造りの四角い大きな内湯と岩組露天風呂とプールのような水色の四角い浴槽が2つであった。また温泉によるミストサウナもあった。若い女将さんが美人で私好みであった。



11 平山温泉 元湯 80

平山温泉の共同湯は隣の敷地も含めて大きくなり改築されていた。総計220㎎の極めて成分の薄い温泉ながら貴重な成分によって素晴らしい個性を発揮している。



44.6度のアルカリ性単純温泉であるが、HSが1.9㎎含有されており、微硫黄臭があるのと、陰イオンの主成分が炭酸イオン(CO3)なのでつるつるの感触がある。



CO3は38.3㎎44.4パーセントである。透明、甘味、微硫黄臭と記録した。内湯のみの施設で熱い湯とヌル湯の2浴槽になっていた。露天風呂は使われていなかった。



 

12平山温泉 湯の蔵 75

草木に覆われた風情のある温泉旅館。茅葺の門構えが鄙びている。母屋や宿泊室も平屋で離れのようになっている。黒川調と言えるような造りである。



浴室は四角い木の枠の内湯と、コンクリートで固めた露天風呂が2つある。湯は42.1度の単純硫黄泉で総計295㎎である。硫化水素イオン(HS)が4.7㎎含有している。炭酸イオン(CO3)も51㎎で主成分になっている。



透明、甘味微たまご味、微硫黄臭であった。つるつるの湯は元湯と変わらずであった。ややヌル目で新鮮味があまり感じられなかった。



13宝田温泉 宝の湯 80

小さな日帰り温泉施設。地元の共同湯のような存在である。湯は42.6度の純重層泉で解離成分は3185㎎と比較的多い。



重層分がメインであるが硫化水素イオン(HS)が0.8㎎ 遊離硫化水素(H2S)が0.4㎎含有されている。透明薄褐色、エグ味+少塩味、金気臭と微硫黄臭があった。弱いがつるつるの感触もある。



存在感のある源泉である。重層が多いのが味覚によってエグ味で分かった。御影石造りの内湯が2浴槽と露天風呂が長く大きなものが1つとヌル湯の少浴槽が1つあった。



掛け流しで湯が縁から溢れて床に流れている。良い温泉であった。

 

14 亀の甲温泉  80

平屋の小さな温泉施設。この近くには山鹿温泉を筆頭に辰頭温泉や不二の湯、宝の湯などたくさんの温泉施設がある。温泉密集地域である。



ここの湯を九州温泉道に選んだのは加熱掛け流しでつるつるの湯が気に入ったからである。小さなタイルの内湯と岩組の露天風呂がある。ともに4人用くらいのものである。



湯は39.2度の純重層泉で内湯は豪快に掛け流しされている。透明、無味、無臭ながらつるつるの良い泉質である。



15湯の浦温泉 亀井荘 85

小さな温泉旅館。ここは毎分122リットルの湧出量の温泉を小さな2人用くらいの浴槽に掛け流しにしていて使い切っているので豪快な掛け流しが素晴らしい。男女別に小さな内湯が1つの簡素な温泉である。タイルの小さな浴槽が一つで、ライオンの口から温泉が掛け流されている。



新鮮なために泡付きもあり、身体に付着した気泡を取り去るときにつるっとした感触もある。



温泉は新鮮さが命である。ここの湯はその大きな一つを満足している。39.7度の単純温泉ながら透明、たまご味、硫黄臭という感触がある。



単純硫黄泉になる規定以下の硫化水素イオン(HS)1.1㎎ 遊離硫化水素(H2S)0.3㎎がはっきりとわかる貴重な温泉である。以前に宿泊したこともあるが静かでよい宿であった。

 

 

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