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2013/06/16 九州 
別府の共同湯、個人宅ほか1

別府行き 九州温泉道88か所目

1 亀川温泉 筋湯

亀川の商店街の中にある小さな共同湯。トタンで覆われた外観で入口に地蔵様が祀ってあり、右側が男湯である。脱衣場の前に浴槽がある簡素な造りで、小さな浴槽が1つである。コンクリートの縁に木の底である。透明、無味、無臭ながら劇熱の湯で一瞬しか入れなかった。



弱く熱い湯が掛け流しになっている。つるつるの感触のある温泉である。以前ここに訪問した時は地震の後で、白濁していたことがある。別府温泉道も10年以上になり知られるようになったが、かつては組合員専用温泉であった。



2 とんぼの湯  4753温泉地

別府の亀川から血の池地獄に向かう道路から右側の山に登ったところにある温泉。高台に宅地開発をしてスパランド豊海という分譲地になっている。温泉が引かれ、かつては私が体験用の露天風呂に入浴したことがある温泉である。



新しい瀟洒な施設で小さな浴室に1つの浴槽があり、内湯から露天風呂につながっている。Na-HCO3、Cl(食塩重層泉)で総計1249㎎である。54度の温度を持っている。メタケイ酸を226㎎含有している。透明、少エグ味、無臭でつるつるの触感である。新規カウントできるので4753温泉地になった。



3長泉寺 薬師湯

お寺に付属している、小さな共同湯。浴槽が1つなので男女混浴である。本堂に行き記名して賽銭を払うと入浴できる。



四角い石の浴槽が1つで温度を下げられた源泉か弱く掛け流しにされている。透明、酸味、無臭で竜巻地獄の源泉である。PH3くらいの酸性泉であろう。



4 鉄輪温泉 上人湯

鉄輪の街を上から下がってきてすぐにある共同湯。十万源泉と金竜地獄の湯を引いている。タイル貼りの浴槽が一つの小さな共同湯で透明、少塩味、無臭の源泉が掛け流しである。





鉄輪特有の食塩泉である。3000㎎程度だと推測した。



5 鉄輪温泉 渋の湯

鉄輪蒸し湯の広場前にある共同湯。鉄輪温泉の象徴とも言える温泉である。無人で100円払って入浴する。ここの湯は金竜地獄や十万源泉、河野源泉の3つを引いている。



ここから地獄原、筋湯、熱の湯、や下流の新別府の地元専用温泉などにも引かれている。ここの良さは源泉を湯雨竹の温度冷まし器で適温にしていることで。食塩泉の濃さが残っている。透明、塩エグ味、無臭であった。瓦屋根の切妻の小さな共同湯である。



6 鉄輪温泉 熱の湯

古い造りの共同湯。大き目な浴槽含有一つの簡素な施設である。タイル貼りの浴槽に御影石の縁になっている。83.4度の食塩泉でPHは4.1 総計4535㎎と結構多めの食塩泉である。



メタケイ酸が689㎎も含有されており透明、塩だし味、無臭である。無料の温泉で加水掛け流しにしている。



7 鉄輪温泉 谷の湯

小川に沿った沢沿いにある小さな共同湯。不動が祀ってある浴室である。透明、弱塩味、無臭であった。総計3323㎎の食塩泉で71.1度の源泉である。





5.6人は入れるほどの浴槽が一つである。PHは4.9であった。



8 堀田温泉

新しい市営温泉、以前は古い造りの共同湯があって白い湯の花が浮遊している温泉であったが新築された。男湯は「やまの湯」で薄褐色濁り、無味、焦げ硫黄臭ありと観察した。



大きな内湯と風情のある庭園風の造りの露天風呂があった。加水掛け流しと思われた。





9 いちのいで会館

100度の食塩泉でメタケイ酸を346㎎含有する温泉。急傾斜の斜面を登ってゆくと別府の街が展望できる高台にある。青い湯が有名で今回は貸切露天風呂のうち2か所に入浴した。青色透明、塩味、少噴気臭である。



掛け流しであるが時間が経つと青白濁するがとなりの貸切露天風呂が青白濁であった。景観の湯は女性用であったが、出てきた女性に確認して誰もいないので見せてもらったが、大きなプール状の浴槽は透明に近く薄く青くなっていた。



プールの下に付いている岩組露天風呂の2つは青くなっており良い。ビーコンタワーをはじめとして別府市街のほとんどが俯瞰できる素晴らしい立地である。夜景は美しいであろう。





10鉄輪温泉 おにやまホテル

やまなみハイウェイに沿った鉄輪の上手にある大きなホテル。PH4.5の食塩泉で総計4096㎎である。82.6度の温度で、特記成分はメタケイ酸が423.5㎎である。



透明、塩味+えぐ味、少金気臭であった。内湯は大きな四角い浴槽であるが露天風呂がとても広大なものである。入り組んで造られ、ジャングル風の庭園露天風呂になっている。鉄分が感知できる湯で浴槽の縁や底は赤く染まっている。



11 別府温泉 竹瓦温泉

九州温泉道の88か所目のために竹瓦温泉に入浴して満願成就した。男湯と女湯と砂湯の源泉が違い3枚の分析表がある。男湯はNaCaMg-Cl,HCO3である。53.8度でPHは7.3である。総計は2516㎎となかなかの濃さである。



女湯はNa―HCO3である。52度で総計1284㎎と男湯の半分ほどの成分含有量である。透明ささ濁り、えぐ味、金気臭と存在感がある。新聞の取材も来ており、竹瓦では初めての貸切での入浴ができた。九州温泉道では309代泉人となった。



4回かけて九州を廻ったので1年以上かかってしまった。賞状が送付されてきたが発行者が郡司勇で自分が自分を認定したことになった。



 

12 別府温泉 個人宅温泉 4754温泉地

国道10号線に沿った古い個人宅で瓦の屋根の大正年間の造りの立派な個人宅である。



家庭の風呂で小さな浴槽が一つである。分かるのは54度でPH7.0 蒸発含有物1600㎎である。透明、無味、無臭ながら弱いつるつるがある源泉で重層泉だと思われる。玄関の式台や階段が立派な造りで昔の金を掛けた建築であった。



 

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