温泉チャンピオン 郡司勇の温泉サイト » 2013 » 7月
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郡司が実際に行き、観察・記録した湯について書いています。
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温泉紀行
2013/07/03 九州 
別府共同湯2 

1 天満温泉

別府市内にある独自源泉の温泉。温泉の前に源泉やぐらがあり湧出している。タイル貼りの楕円形の浴槽が1つで縁が御影石である。



脱衣場に囲まれた浴室と脱衣が一緒の浴室である。透明、無味、無臭で加水であった。



2 南的が浜温泉

公民館のような建物の温泉。NaMg―HCO3(土類重層泉)の総計1831㎎のものでメタケイ酸の含有量は270.7㎎である。楕円形の浴槽1つで透明、無味、無臭である。



弱いつるつるの感触があった。熱い湯で源泉は独自源泉。



3 海門寺温泉

新築になった海門寺温泉に行った。新しい和風平屋の建築である。Na-HCO3(重層泉)の1204㎎で47.5度である。



メタケイ酸は222㎎である。四角い浴槽が2つでヌルイ湯と熱い湯に分けられている。



4 鉄輪温泉 地獄原温泉

鉄輪の旅館に入浴しようとして訪問したが、ともに時間外で入浴できず、共同湯の地獄原温泉に入浴した。総計3507㎎の食塩泉で8604度である。



メタケイ酸が多く547㎎であった。瓦屋根の小さな共同湯で四角いタイル浴槽が1つである。透明、弱塩味、無臭であった。



 

5 豊山荘温泉

つるつるの温泉に入浴しようと豊山荘に入浴した。95.6度の単純硫黄泉でPH9.1である。総計は970㎎である。つるつるなのはCO3が87㎎含有されているためである。



湯は芒硝系(Na-SO4)であるが炭酸イオン(CO3)だけでつるつるになるのであろう。ほかの特記成分はH2Sが4.5㎎ メタケイ酸が263㎎である。瀟洒な和風宿で透明、少たまご味、硫黄臭多めであった。つるつるやや強しの湯で四角い木の浴槽であった。



縁も底も木製であった。大浴場のほかに岩組の露天風呂が2つある。以前入浴したが今回は大浴場だけであった。



6 若草温泉

別府の西側に点在する未入浴の小さな共同湯を廻ってみた。小さな公民館風の共同湯で小さなタイル浴槽が1つの簡素な温泉である。透明、無味、無臭で弱いすべすべがあった。



源泉は近くで湧出する独自源泉である。NaMgCa-HCO3で総計1390㎎、47.4度のものであった。



7 餅が浜温泉

2階建ての公民館の温泉。1階が温泉で2階が公民館である。タイル浴槽で薄黄色透明、無味、無臭である。



NaCaMg―HCO3で総計1536.3㎎である。48.4度の温度の独自源泉である。



8 蓮田温泉

浜脇の未湯温泉の一つである蓮田温泉に行った。木造の小さな共同湯で小さな四角いタイル浴槽が1つの共同湯。



透明、無味、無臭の個性は無かった。



9 東蓮田温泉

木造の鄙びた共同湯。屋根がMの字型でやや大き目の建築である。タイルの四角い浴槽が中央部に1つだけある共同湯である。透明、金気味、金気臭の個性があった。



良い風情の共同湯で、時間が止まったように古さがレトロの良さを醸し出していた。この地域ではナンバーワンであろう。大事に守ってほしい建築である。





10 永石温泉

赤い入母屋屋根の小柄な共同湯。半地下の浴室でタイル貼りの浴槽が1つであるが縁は御影石である。



天井の高い木造の良い風情である。透明、少苦味、無臭であった。NaMg-HCO3,Clであった。



 

11 浜脇温泉 東町温泉

東町温泉は私が学生時代にバイクで九州一周していた時に大分方面から別府に初めて来て、別府で初めて入った温泉であった。25年以上経ったが同じ造りで残っていた 。



コンクリート造りの古い鄙びた共同湯で小さな小判型の浴槽がやや広い洗い場の中央にある。透明、無味、無臭で堀田の引き湯の最後の到達地点である。湯はまだ劇熱で源泉槽には手も入れられなかった。

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