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2011/04/14 東北 
会津高原温泉、たかつえ温泉、木賊温泉共同湯

1      会津高原温泉 夢の湯   

掛け流しのよい湯 香ばしい香りあり

山王峠を越えて会津に入った。高い山には雪が残るが、新緑の美しい高原である。以前滝の原温泉に入浴したが、この度「夢の湯」という違う源泉の宿に入浴した。国道沿いの白い簡素な宿である。



43度の単純泉で毎分200リットル湧出している。単純泉ながら良い温泉で気に入った。総計939.5mgの食塩泉系の湯であるが掛け流しで利用されており、新鮮で良い。特に湯口の匂いが絶品である。透明、少塩味、香ばしい香り多し。であった。



岩組露天風呂は掛け流しで、内湯は一部循環併用のオーバーフローである。しかし多量に溢れていて、ほぼ掛け流しである。露天風呂、内湯共に新鮮味が残り、良い温泉であった。



露天風呂は川沿いの離れにあって2つの浴槽があるが1つしか使われておらず、混浴である。渓流の流れが美しい景観である。内湯からは満開の桜が目の前に見え美しかった。

 



2 たかつえ温泉 白樺の湯 再訪  

 47度のアルカリ性単純泉 循環 

会津高原リゾートにはスキー場があり、アストリアホテル、高原ホテル、アストリアロッジの3つの大きなホテルがあり、たかつえ温泉が入れられている。そのほかにも日帰り温泉施設として白樺の湯があり、以前入浴したが、ずいぶん前で記憶が薄くなっているので再訪してみた。



建築が改築されており、中の造りも変わっていた。茶色の木の壁に黒い屋根の小さな共同湯風の温泉である。石貼りの露天風呂と木枠の内湯があり、アルカリ性単純温泉が使われていた。47度の源泉で総計590.1mg PH8.6のものである。加水加温循環で残念であった。



透明、無味、無臭の特に個性のない湯であるが弱いスベスベがあった。炭酸泉イオン(CO3)が10.2mgの含有のためであろう。

 

3 たかつえ温泉 水芭蕉樽露天風呂 

 水芭蕉の咲く湿原の横にある露天風呂 風情は良い

会津高原より峠を越え旧舘岩村(現在南会津町)に入った。この舘岩村には前沢集落に茅葺きの民家が集中して残っており、ふるさと公園として観光地になっている。翌日訪問したが、一部新築の家が点在しており、湯の上の大内宿には及ばないなあと思った。



その舘岩村に入る峠の斜面にあるのがたかつえ温泉である。たかつえ温泉には源泉の近くに無料の大きな樽浴槽の露天風呂がある。水芭蕉の咲く窪地にあり。ちょうど連休の季節には水芭蕉の群落が見える。花を咲かせており良いタイミングであった。湯が少量掛け流しになっているが、清掃したのか?まだ半分しか溜まっておらず残念であった。



午後遅くの時間には一杯になるであろう。透明、無味、無臭であるが源泉垂れ流しの湯で加工していないので印象は良い。樽の浴槽と周囲の風情は大変良く湯が溜まっていたらさらに良かったであろう。

 

4 木賊温泉 広瀬の湯共同湯   

 湯小屋の風情は良いが透明、無味、無臭の循環 

木賊温泉は西根川に沿った美しい渓谷にある温泉で、井筒屋の内湯が足元湧出温泉で以前、通販生活誌で取材した温泉である。このたび広瀬の湯という内湯の共同湯に入浴した。41.5度のアルカリ性単純温泉で総計293.4mgという極めて清澄な温泉である。PH8.6で毎分85.7リットル湧出している。茶色に退色した木の壁の共同湯で建物の外観の風情は良い。



浴室は高い天井に梁が出ている造りである。コンクリートの床の中央に浴槽1つのみの簡素なものである。木枠のタイル浴槽に湯が入れられ、温泉は加温、循環、殺菌で透明、無味、微塩素臭の残念なものであった。ほのかにすべすべするのが温泉としての一つの個性であった。



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