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2012/05/03 東北 
鳴子の野湯3か所ほか 荒湯、片山、湯の川

鳴子温泉郷2日間

1川渡温泉 藤島旅館 (再訪)緑白濁、たまご味、硫黄泉多しHS 1.5 S2O3 0.6 H2S 0.7にしては硫黄分多く感じる。



川渡温泉の老舗旅館。大きな木造の宿である。湯治旅館であるが、入浴料金200円で公衆浴場的にも使われている。以前訪問した通り、立派な玄関があり奥に浴室がある。四角いタイル貼りの大きな内湯が一つのみの簡素な温泉である。



硫黄分で緑白濁し、たまご味+苦味残る、硫黄臭多目、と観察した。分析表ではHS 1.5mg S2O3 0.6mg H2S 0.7mgながらそれ以上の硫黄分を感じる。大きな浴槽に掛け流しで良い温泉であった。



2川渡温泉 共同湯 (再訪)

黄緑色、たまご味、少甘味、硫黄臭あり。HS 2.0 S2O3 4.7 H2S 1.4にしては硫黄分多く感じる。



川渡温泉にある木造の共同湯。柱が表面に出た真壁造りの小さな建築である。立方体の屋根に湯気抜きの小屋根が付いた外観である。中は内湯が一つの温泉でタイルの床に石の縁の浴槽があった。掛け流しの湯の色が美しい。黄緑色白濁でたまご味、少甘味、硫黄臭が多めである。



藤島旅館より硫黄分が多く感じた。熱い湯とのことであったが今回は適温やや熱めで良い温度であった。腰までは白いタイルでその上は木造の壁である。高い天井に湯気抜きが付き共同湯の造りである。硫黄の含有量よりも匂いや色、味覚に硫黄分を多く感じる良い湯である。



3鳴子川の湯

野湯 黒い湯、白い湯あり足元自噴



鳴子の前に流れている大きな川には温泉が湧出し、そちこちでゆけむりが上がっている。河原に湧出しており、足元湧出源泉である。硫黄泉で白い湯と鉄分のある部分は黒い湯になっている。真っ白な沼と、黒い湯の流れがあり湯気が立っている。黒い湯の付近で底をスコップで掘り入浴した。沈殿していた黒い析出物が舞い上がり、その泥で真っ黒である。



少甘味で酸性はない、白い湯の部分でも入浴した。同じ泉質であるが鉄分が無い地点であろう。強い硫黄臭があり鳴子の東多賀の湯、西多賀の湯あたりの源泉に似ている。鳴子の温泉の実力が大きく、河原にも自噴してしまうという、素晴らしい温泉地であることを再認識した。



4鳴子温泉 紫雲峡

鳴子一の析出物の多い浴槽 うろこ状になっている



鳴子の川の対岸は末沢地区であるが、その中に鳴子一の析出物のある温泉があるというので行ってみた。65.5度のNaCa-HCO3、SO4泉で総計2091mgの源泉である。コンクリートの2階建てのホテルでささ濁り、少エグ味、微油臭と観察した。湯は石膏を含む重曹泉である。



個性は少ないが析出物で床がうろこ状になっており、浴槽の縁は析出物で大きく盛り上がっている。鳴子では随一であろう。石膏重曹泉の重曹分が析出するのであろう。黄色いキャラメルのような析出物が付着してごてごての浴槽の縁になっている。壮観である。



5荒湯地獄 (再訪)

野湯 透明、酸味、少硫黄臭 PH 2.0くらいの酸性泉。上下にスポット多し



荒湯地獄に再訪した。荒涼とした地獄地形で草木一本も生えていない真っ白な光景の中に温泉が湧出している。以前は真っ白な砂地を下って行ったが、今回は林の中を行った。沢が合流する地点で、それより上流は激熱で入浴不能である。今回は大きな浴槽が3ヶ所造られており快適に入浴できた。湯は透明な酸性泉でPH2.0ほどであろう。硫黄分は少ない。草津温泉のような感触である。



草木の生えていない白い斜面から湧出した源泉は滝のようになって下り落ち一部、淵のようになった地点で入浴できる。また合流する沢のほうにもブルーシートで造られた浴槽があった。荒湯地獄は白い砂で覆われた広い火口のような風景で噴気が出ているがそれが集まり、1ヶ所から沢に向かってV字谷になって流れ出ている。黄色い湯道になり湧出直後は100度近い高温であろう。



それが滝となって冷まされ入浴できる。湯は透明ながら酸味があり、硫黄臭は少ない。



6片山地獄 (再訪)

野湯 青白濁、少酸味、硫黄苦味、硫黄臭 37度前後 入浴スポット多し



地熱発電所の横を通り血の池沢に沿って湯の川が流れている。荒湯地獄と比べこちらは川が適温でどこでも入浴できる。酸味は少なく青白濁、少酸味+硫黄苦味、硫黄臭ありと観察した。



こちらは硫黄泉であろう。白い斜面や茶色の崖に覆われた沢は荒湯のような真っ白ではないが噴気が所々に立ち昇り野趣に富んだ光景である。裸足で登ってゆくと高温の噴気の場所があり危険である。しかし多くの入浴スポットがあり沢を200mほど入浴して歩いた。



深い部分は肩までしっかりと入浴できて快適である。いろいろな角度から写真を撮り、入浴を繰り返し時間の経つのを忘れてしまうほどであった。

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